最新版:薬剤師転職おすすめサイトランキング5選

【薬剤師おすすめ転職サイト】
薬剤師は転職経験者が非常に多い業界です。
薬キャリ職場ナビが2017年調査会社を通じて行ったアンケートによると実に78%の薬剤師が転職を経験していると言われています(参考:薬キャリ職場ナビ)。
そのうち半数以上が転職サイトを利用していますが、何も考えず転職サイトを選ぶと、希望に合う職場がなかなか見つからないなんていうトラブルが起こることも。
株式会社エイムプレイスが、調剤薬局に勤務経験のある薬剤師である井土利恵さんに取材を行い、転職のコツやおすすめの転職サイトをランキング形式で紹介していきます。
インタビュアーである株式会社エイムプレイスは厚生労働省から許可を受け、人材紹介サービスを展開している会社です。(人材サービス総合サイト|厚生労働省)。
知見を活かした『いま本当におすすめできる転職サポート会社』を厳選紹介いたしますのでぜひ参考にしてください。

一般職の転職から医療系専門職の転職まで豊富な知識で幅広いジャンルの執筆を行っている。
この記事の目次
薬剤師転職サイト選び3つのポイント

転職サイト選びのポイント1つ目は「求人数」です。
転職サイトの求人数は多ければ多いほど良いです。なぜなら「求人数が多い=自分の希望にあった求人が見つかる確率が高まる」からです。
質の悪い求人ばかりがあるサイトは論外ですが、好条件である非公開求人が多いサイトを選ぶと転職成功率が高まります。
転職サイト選びのポイント2つ目は「SNSなどの口コミ評判が良い」です。
今の時代SNSや口コミサイトで実際の利用者の声を見つけるのはかなり有効です。TwitterやInstagramでリアルな声を見つけて判断するのもおすすめです。
転職サイト選びのポイント3つ目は「優秀なコンサルタントが多い」です。
スピード感のある提案をしてくれる優秀なキャリアコンサルタントに巡り合えれば理想の転職はすぐそこです。
逆に、質の悪いコンサルタントが担当になると、連絡が遅かったり全くこちらの意図を把握してくれず時間の無駄になります。
洗練されたプロが多く在籍するサービスを選びましょう。
以上3点を踏まえ、総合的に力のある薬剤師転職サイトをランキング化しました。
【2021年12月版】薬剤師向けおすすめ転職サイトランキング5選
1位:マイナビ薬剤師

マイナビ薬剤師のおすすめポイント
- 圧倒的な知名度と豊富な求人数
- エージェントが親身になって話を聞いてくれる
- 地方での対面面談も可能
マイナビ薬剤師は総合的な人材紹介業を展開するマイナビグループが運営する薬剤師転職サービスです。
マイナビグループの知名度や営業力を活かして全国の求人情報を扱っており、大手企業はもちろん、地域密着型の企業まで幅広く求人を紹介してくれます。
さらに、マイナビ薬剤師は転職サポート力に定評があり、エージェントとじっくりと相談ができたり、アドバイスがもらえたりもするので、はじめての転職の方でも安心して転職活動をすすめることが可能です。また、全国15拠点に支店を持っているので、地方で転職活動をする場合も直接コンサルタントに相談することが可能です。
■マイナビ薬剤師おすすめ求人
2位:薬キャリAGENT(エムスリーキャリア)

薬キャリAGENTのおすすめポイント
- 総合満足度No1の薬剤師転職サイト
- エムスリー運営で医療業界に強いコネクション
- 電話、またはメールで対応完結できる点やオンライン面談が可能
薬キャリAGENTはエムスリーキャリアが運営する薬剤師転職サイトで、15年以上医療業界に特化したサービスを提供しています。求人の質の高さや丁寧なキャリアヒアリングが高評価につながり、薬剤師転職サイトで総合満足度No1の転職サイトとなっています。
病院や医療施設と強いコネクションがあるため、病院薬剤師や調剤薬局への転職を目指す方には必須の転職サービスとなります。
また、薬キャリAGENTでは求人検索をするときに「ママ薬剤師向けの求人」で絞り込むことが可能です。子育てで忙しいことを考慮した上で面接日程や条件の交渉もしてくれますので、子育てをしながら転職活動をされる方には非常に嬉しい使いやすい転職サービスといえるでしょう。
■薬キャリAGENTおすすめ求人
3位:リクナビ薬剤師

リクナビ薬剤師のおすすめポイント
- 一般企業への案件に強み
- 人材紹介最大手でありノウハウが豊富
- 短期間で転職を可能にするサポート体制
リクナビ薬剤師は人材紹介業最大手のリクルートグループが運営する薬剤師転職サービスです。
人材紹介最大手であるため実績やノウハウも豊富です。コンサルタント1人1人が薬剤師を企業に紹介する能力が高いため、競争率の高い企業への求人では優位に立てる可能性が高いです。
また、特徴として一般企業への転職に強い点があげられます。製薬メーカーやドラッグストアーチェーンなどとのつながりも強くなっているので、大手の会社に就職したい方は登録しておきたいサービスといえるでしょう。
■リクナビ薬剤師おすすめ求人
4位:ファルマスタッフ

ファルマスタッフのおすすめポイント
- 調剤薬局の求人数が業界トップクラス
- 20年以上の転職支援実績、サポート力も高い
- 好条件の派遣求人が豊富
ファルマスタッフは東証一部上場の「日本調剤グループ」の転職支援サービスで、調剤薬局の求人数が業界トップクラス。また、求人数が多いだけでなく、求人内容をみてみると高時給好待遇の求人をたくさん扱っています。薬剤師に選ばれる転職サイトNo1にも選ばれており、転職相談の満足度は96.5%と非常に高い結果となっています。
時給3,000円以上や年収600万円以上などの高給与、土日休み。18時までの職場など様々な条件で求人を探すことができる点や、転職後のアフターフォローも充実しているのが特徴です。
今の職場よりも高収入高待遇で探したい方、はじめての転職活動なので色々と相談したい方、正社員か派遣か決めてないので広く求人を探したい方におすすめの転職サイトです。
■ファルマスタッフおすすめ求人
5位:ファーマキャリア

ファーマキャリアのおすすめポイント
- 求職者の希望条件にあわせたオーダーメイド求人を紹介
- 業界屈指のコンサルタントのサポート力
- コンサルタントが1人にかける時間が長い
ファーマキャリアの大きな特徴は「オーダーメイド求人」というサービスです。
オーダーメイド求人とは求職者の状況や希望にあわせて求人を作成してくれるサービスです。数ある求人から選ぶ形ではなくオーダーメイドでの求人作成となるので、希望の年収や条件で転職先を探すことができます。
すべての要望が通らない可能性ももちろんありますが、そんなときには少数精鋭で業界屈指の力をもつコンサルタントが交渉をしてくれるので、限りなく自分の希望に近づくことができるでしょう。
また、ファーマキャリアではコンサルタントが対応するに人数を制限していますので、転職者1人1人の満足いくサポートの提供ができる環境となっています。
他のエージェントで満足いく求人に出会えなかった方、いいコンサルタントと出会うことができなかった方は1度ファーマキャリアに相談してみるのがおすすめです。
■ファーマキャリアおすすめ求人
こんな薬剤師転職サイトは選ぶな!

薬剤師向けの転職サイトは数が多いですが、上記のような転職サイトは避けましょう。
まず「doda」や「リクルートエージェント」など総合転職サイトは担当コンサルタントが業界に詳しくないケースが多いので適切なアドバイスをもらいにくく非効率的です。
次に、「求人数の少なさ=選択肢が狭まる」ので求人数(非公開求人)が多いところを選びましょう。
ネットやSNSでの口コミ評判が悪いところも避けましょう。例えば「担当が全く希望条件を聞いてくれなかった」「いわれるがままに強引に転職させられた」のような口コミ感想があるサイトは要注意です。
もっとも、WEB上には良い口コミよりも悪い口コミの方が多くなる傾向があるので、あくまで参考程度すると良いでしょう。
薬剤師転職の具体的な流れを解説

薬剤師転職の具体的な流れは以下の通りです。
- なぜ転職したいのか?を言語化する
- 転職方法を決める
- 希望条件に合った求人情報を探す
- 履歴書と職務経歴書を書く
- 面接対策をする
- 条件交渉し内定を得る
- 退職交渉し円満退職をする
一般的には3か月~6か月程度でスケジュールを組むと良いと言われていますが、正直そこまで気にしなくても大丈夫です。
大事なのはどれだけ時間をかけるかではなくしっかりとした準備をすることです。
今回紹介する通りに転職活動を進めていけば大丈夫ですので安心してください。
STEP1:なぜ転職したいのか?を言語化する
転職を決意した時に最も大事なこと、それは「自分がなぜ転職をしたいと思ったのか」をしっかりと言語化できるようにすることです。
転職をしたいと思ったきっかけを思い出しながら、現状なにに対して不満を感じていて、転職後はどうありたいのかをしっかりとイメージしましょう。
ここがしっかりとまとまっていないと転職迷子になります。
まずは自分の中で考えを整理し、転職の優先順位を決めておくことが重要です。
STEP2:転職方法を決める
薬剤師の転職方法は大きく分けて2つ、「自分で求人を探し応募する」もしくは「転職エージェントを活用し求人を紹介してもらう」方法です。
自分で求人探しをすると、自分の好きなペースで自分の好きな職場に応募できるのでたしかに転職が決まった際の満足度は高いです。
しかし、基本匿名で質問できないので、応募意志がない段階でも求人側に個人情報が伝わってしまうのであまりおすすめしていません。
万が一でも職場に確認の電話がかかってきたら困るという人は自力で求人を探すのは避けておいた方が無難かもしれません。
その点、転職エージェントは先方には個人情報を渡さずに、希望条件に合わせた情報収集や面接の日程調整や同行、給与の交渉なんかも代行してくれるのでおすすめです。
STEP3:希望条件に合った求人情報を探す
STEP1でまとめた「自分がなぜ転職をしたいのか」に照らし合わせて長く働きやすい職場を探していきましょう。
自力で探す場合は少し骨が折れますが、転職サイトを活用している場合は業務量を減らしたい、年収を上げたい、スキルを磨きたい、残業をなくしたい、遅番無しがいい、といった条件をコンサルタントに伝えればOKです。
上記全てを希望条件として探す人もいますが、それは東京都内の3LDK築浅タワマンに月3万円で住みたい!と言っているようなものです。
そんな優良物件はこの世にありませんし、求人も同様です。
希望条件にも優先順位を決めて「どこまで妥協できるか」の線引きをしておくと転職が決まりやすくなります。
STEP4:履歴書と職務経歴書を書く
手書きの履歴書を好む場合もありますが、特に指定がなければ手書きでもパソコンでもどちらでも合否に影響はありません。
一般常識に沿って漏れなく書いているか、志望動機や趣味特技の欄では具体的なエピソードを基に自分の言葉で書かれているかが重要です。
間違ってもネット上にあるテンプレ文章の利用はやめましょう。
面接官も人です。応募書類に目を通して「会ってみたい」と思わせる文章を心がけましょう。
文章力に自信がない場合は「ベネフィットライティング」で検索してみてください。自分の売り込み方をどうすればいいかヒントになると思います。
STEP5:面接対策をする
面接で聞かれそうな質問はあらかじめ回答を準備し予行演習をしておきましょう。
面接で淀みなく自分の考えを話せるだけで「この人、デキる!」と面接官に思わせることができるからです。
特に①転職理由、②志望動機、③今後のキャリア、は鉄板です。それぞれに一貫性を持たせ、具体的なエピソードを交えて論理的に話しましょう。
他サイトではよく「成長意欲や学習意欲があることをアピールすると良い」なんて書かれていますが、中途採用の転職ではそこまで重要ではないと思います。
それよりも「この人を採用したら我が社の利益に貢献してくれるだろう」と相手に思わせる方が何倍も面接に通過しやすくなります。
「自分には〇〇という経験がある→なので〇〇という強みがある→だから御社の〇〇でも貢献ができる」という組み立て方で自分自身を売り込みましょう。
STEP6:条件交渉し内定を得る
自分の条件を提示し、無事先方から内定を得たら、内定通知書や雇用契約書などが送付されてきます。
内定通知書と雇用契約書の中身は必ず一字一句逃さずに目を通し内容を確認しましょう。
書類作成時のミスの可能性もありますが、自分が面接で伝えた条件がきちんと反映していない場合があるからです。
少しでも内容にずれがあったり気になる点があれば、堂々と問い合わせをして問題ありません。
ここで安心して何も考えずにサインをすると後々苦い経験をする可能性もあるので注意してください。
STEP7:退職交渉し円満退職をする
転職先が決まったら現在の職場に「退職届」を提出します。
労働基準法では最低2週間前と定められているので、退職する2週間前までに提出すれば法的に問題なしです。
しかし、円満退職をしたいのであれば、退職届の前に「退職願」を提出して双方で退職日のすり合わせをした方がベターです。
この時退職を引き留められる場合がありますが、その場合は「〇〇という条件なら働けます」という感じで明確に自分の希望条件を伝え、感情に流されることなく判断をしていけばよいと思います。
薬剤師転職は年々厳しくなっている?
数年前までは薬剤師というだけで比較的簡単に良い条件の転職先が見つかりましたが、現在は薬剤師の供給も充足しはじめ、都心部を中心に転職需要が少なくなってきています。
というのも日本の薬剤師の数は現在約31万人程度で、薬局や医療施設ではたらく薬剤師の数は年々増加傾向にあるからです。
数年前までは薬剤師は売り手市場でしたが、都心部を中心に人材が確保されており、条件の良い求人が減ってきているのが現状です。
厚生労働省発表の人口10万人あたりの薬剤師の数を参考にして言えば、東京、神奈川、大阪、兵庫あたりはすでに好待遇求人が埋まってることも珍しくありません。

職場が合わなければ転職を繰り返している「転職しまくり薬剤師」さんは注意が必要です。
逆に言えば、このグラフで大きく凹んでいるような都道府県(沖縄、福井、青森)は条件の良い求人が残っている可能性も高いので、地方での仕事を探している方は参考にしてみてください。
薬剤師転職サイトの「仕組み」を知れば「複数登録」は必須?!

薬剤師転職サイトは、転職を検討している薬剤師を薬局や病院に紹介し、紹介手数料を求人先から得ることで収益を出すビジネスモデルです。
この紹介手数料があるおかげで、転職希望者は無料で手厚いサービスを受けることができています。
しかし、求人側が転職サイト側に支払う紹介手数料を上げることで、薬剤師を優先的に紹介させることも可能です。
具体的に言うと、本当は他にも紹介できる案件があるにも関わらず「いま紹介できる求人はここだけです」という形で特定の職場だけを紹介されるケースがあるということ。
こんな事態を防ぐためには、登録サイトは一つに絞らずに複数登録するべきです。
転職の手間を少しでも減らしたいという気持ちはわかりますが、転職失敗の方が何倍もめんどくさい思いをするので、転職サイト利用の際は複数登録をおすすめします。
薬剤師に人気の転職先&平均年収一覧

薬剤師人気の転職先一覧です。平均年収の目安も掲載しましたので参考にしてください。
ちなみに薬剤師の職場として、薬局が全体の約57%、医療機関約19%、製薬企業約14%、行政機関約2%、大学約2%、その他約6%と言われており、薬局や医療機関勤務者が増加傾向にあります(職業情報提供サイト)。
薬剤師の年収について、年代別や働く職場でどのくらい年収が変わるのか詳しく知りたい方はこちらの記事もご確認ください。
薬剤師転職成功のコツを一挙公開!

ここでは、薬剤師として転職をする時に、転職活動を成功に導くコツを紹介していきます。コツを覚えて実践するだけでも結果は大きく変わってきますので、ぜひ参考にしてみてください。
退職・転職理由は前向きなものにする
面接での転職理由の伝え方には細心の注意を払いましょう。
職場での人間関係、仕事が忙しすぎる、仕事が楽しくない、など本人都合と捉えられる理由は「採用してもすぐ辞める人材」という印象を与えてしまい不採用につながります。一方で、結婚、出産、介護、育児といった家族関係の理由や、会社が倒産したなど自分ではどうしようもなかった理由はマイナスになることはありません。
また、キャリアップのためや、社会貢献のためといった理由は成長意欲や貢献意欲が感じられてプラスに捉えられることもあります。面接での印象はポジティブな方がプラスの評価になる場合がほとんどです。できる限りネガティブな印象を与えないように転職理由を伝える工夫をしましょう。
志望動機は相手にメリットがあるものにする
志望動機は自分の希望を伝えることも大切ですが、相手にとって自分を採用するメリットを伝えることがより大切です。
自分が雇われたとき「どんなことで貢献できるか?」「どんなシーンで活躍できるか?」「チームでの活動でどのような立ち位置で働けるか?」「どんな変化を与えられるか」など、具体的に相手が想像できるように伝えることが大切です。
具体的に相手に伝えるためのポイントは、実績を曖昧な表現を避けて伝えることです。例えば「時期」や「結果」、「人数」や「金額」など数値的な表現があるとわかりやすくなります。がんばれると思う、貢献できると思うといったあやふやな表現は避けるようにしてください。
薬剤師専門の紹介会社を使う
転職サイトやエージェントに関して、総合的に色々な求人を紹介してくれる求人サイトや紹介会社もありますが、薬剤師の転職に関しては、薬剤師専門の紹介会社を利用することが転職成功の秘訣です。
薬剤師専門の紹介会社の場合、企業の内情にも詳しいですし、これまで転職に成功した人、失敗した人を数多く見てきた経験から、成功するための方法を教えてもらうことも可能です。
また、自分が行きたい企業にこれまで紹介した実績があれば、どのような人が採用されたのかなど情報を得ることも可能で、転職活動を有利に進められるようになります。転職活動は他の転職希望やよりも多くの情報を取得し、相手企業にあわせることも転職を成功するためには必要な要素になります。薬剤師専門の紹介会社の方が圧倒的に多くの情報を持っていますので、うまく活用するようにしてみてください。
薬剤師転職のよくあるQ&A
ここでは薬剤師の転職に関してよくある質問に回答していきます。

新卒や未経験でも転職で成功するには?
未経験の転職において、面接対策以外に大切なことは2つあります。
1つは年収ダウンを受け入れることです。未経験の場合は年収が下がることも一般的です。まずは未経験にチャレンジする。経験を積んだら更に転職をして年収が上がる職場に移動するなどキャリア設計をすることが大切です。
2つ目は入社後のフォローが手厚い企業を選ぶことです。未経験で就職する場合は入社後の研修やフォロー体制がしっかりと組まれた企業に就職することが安心ですし、自身にとってもきっちりと学ぶことができるので成長に繋がりやすくなります。
自分でフォロー体制の有無は把握しづらいので、フォロー体制が整っている企業かどうかは、行きたいと思っている企業の社員に知り合いがいれば聞いてみるか、転職サイトのコンサルタントに聞いてみることをおすすめします。
薬剤師が高収入(年収1000万)を目指すには?
薬剤師全体の平均年収は590万円ですが年収1,000万円クラスを狙うなら製薬会社のMRがおすすめ。
MRは営業職に該当する仕事ですので、個人の売上や業績に連動してインセンティブが支払われることが多くあります。
自身の頑張りによって給与額が大きく変わって来るので、努力次第で20~30代でも年収1,000万円以上をもらうことは可能です。
ただし、企業によって年収も大きく異なるので、どこの企業の年収が高いのか、インセンティブが高いのかなどは転職サイトのコンサルタントに聞くのがベストです。
40代薬剤師が転職する際のポイント
薬剤師は医療系の国家資格の中でも難関資格となるので40代を過ぎても転職需要はあります。
しかしながら、気をつけなければならない点が2点あります。
それは、希望をすべて満たした求人を見つけるのは難しいという点と年齢にあった転職先を選ぶ必要があるという点です。40代以上はあまり採用していないような企業もあるように、年齢が上がるごとにやはり転職先の選択肢は減ってきます。
年収が下がることも頭に入れながら動かないと50代になったときにどこにも雇ってもらえず手詰まりになる可能性もあります。
自力で探すのは難しくなってくるのでおとなしく転職エージェントに頼りましょう。
おすすめの転職時期はある?
一般的に求人が多く出るのは4月あたりですが、あまり「時期」に関してそこまで考えすぎるのは良くありません。
2年目だろうが4年目だろうが、3か月だろうが半年だろうが、ご自身が「転職をしたい」と思ってる時が一番おすすめの転職時期です。
転職意欲という「熱」がご自身にあるなら極論いつ転職活動をしていても問題ありません。
「今の職場で最低〇年は頑張ろう」という気持ちも勿論大事な場合がありますが、自分の人生をより良いものにするためにはどういう選択をとればいいのかしっかりと考えることをおすすめします。
井土さんに聞いた!薬剤師転職の体験談

——薬剤師として働かれていた時に大変だったことを教えてください。
大変だったことはお客様個々人にあわせた対応でした。癖のある方やこだわりのある方、例えばお釣りがピン札じゃないとだめだとか、特定の薬剤師以外には処方されたくない。など色々な要望がありました。患者さんなのでできる限り気をつかう必要はあるので、気をつかうという点は大変だったといえるかもしれません。
——井土さんのお知り合いや同じ職場だった方などはどんな悩みを抱えていましたか?
薬局は狭いこともあり、ずっと近くに人がいる状態になるので人間関係で悩んでいる方は多かった印象です。また、薬局ではない場合も、薬剤師同士、上司と、医療事務の方となど色々な面で、やはり人間関係で悩んでいる方は多かったです。
——人間関係は大変そうですね。人間関係などで転職したいと思った時にまずはどのように行動するのがおすすめですか?
転職サイトやエージェントに登録して、コンサルタントにヒアリングしてもらうことがおすすめです。これまで知らなかった職場を紹介してもらえ、自分自身の世界が広がるので、まずは登録相談してみることがいいと思います。

——井土さんが転職エージェントを使ってみてよかったと思うことを教えていただけますか?
自分で求人を探すには数が多すぎて大変ですが、エージェントならこちらから条件を伝えればあった条件で求人を紹介してくれる点がよかったです。また、自分では直接は聞きづらい有給の取得率や、残業は実際どのくらいあるかなども聞いてくれるので助かりました。
——薬剤師の方が転職エージェントや転職サイトを利用するうえで注意したほうがいいことを教えていただけますか?
自分の希望や自分が大切にしていることを明確にすることが大切だと思います。例えば、組織の規模や給与、働く時間や休日、職務や通勤時間など、色々な要素がありますが、自分の中で優先順位や妥協できないことを決めて、エージェントにきっちりと伝えることが重要です。これをやっていないと「ちょっと違った」と後悔することにつながってしまうと思います。
——自分の希望を明確に伝える!まずは自分の中での整理が大切そうですね!
そうですね!エージェントの方は色々な求人を探してくれるので、まずは条件を明確に伝えるのが大切だと思います。
——その他になにかやったほうがいいと思うことはありますか?
エージェントが紹介してくれた案件は、できれば現地に少しでも見に行くことをおすすめします。薬局やドラッグストアならお客として入ることもできるので、中に入ってみて、私語が多い、活気がある、殺伐としているなど、少しでも雰囲気を探りに行ったほうがミスマッチが減ると思います。あと、実際に通勤することになる時間に道路状況や電車の混雑具合を確認するのもいいと思います。
——井土さんは調剤薬局から漢方薬局に転職されたあとに、鍼灸師として活躍されており、いわゆる異業種へ転職をされていますが、薬剤師の方で異業種に行かれる方は多いのですか?
異業種とまではいきませんが、薬剤師の資格を活かして自分で会社を起こして化粧品を作っている方もいますね。やはり薬剤師の資格を持っていると、一度失敗したとしても、また薬剤師として就職することが可能なので、色々と挑戦しやすい環境にはあると思います。
——今のお仕事で薬剤師の資格が役立つことはありますか?
2つ役立っていることがあって、1つ目は信頼度が高いことですね。鍼灸師としての歴は浅いのですが、薬剤師の資格を持っていることで大きく信頼される面があります。2つ目は色々な相談に乗れたり、アドバイスができることです。患者さんの不調を聞いたり、実際に施術をしていく中で、これまでの経験からこんな漢方を飲んでみたらいいんじゃないか?など提案できるので非常に役立っています。
今後のキャリアに不安があるならまずは薬剤師転職サイトに登録すべき

——-最後に薬剤師で転職に悩んでいる方にコメントをお願いします!
転職したあとに「失敗」と思うか「経験」と思うかは考え方次第です。薬剤師という国家資格を持っている限りはそこまで職に困ることはありませんので、今の職場で少しでもモヤモヤとすることがあれば思い切って転職することがおすすめです!悩んでいる時間の方がもったいないですよ!
——-やっぱり、薬剤師という国家資格を持っているのは強そうですね!
おっしゃるとおりだと思います!薬剤師の資格を持っているだけで周りからの信頼度も違いますので、私は今の職業(鍼灸師)としても非常に役立っています。薬剤師以外へ転職を考えている方も、もし薬剤師以外で全く合わなければ、また薬剤師に戻ればいいのでぜひチャレンジしてみてほしいですね!
薬剤師として活躍できる場は多岐に渡ります。自分では新しい場所を探せなくても、自分の考え方や価値観を転職サイトのコンサルタントと話をする中で、自分にあった求人や新しい世界を紹介してもらえる可能も大いにあります。
少しでも現在の職場で迷いがある方、まずは求人サイトに登録してみてはいかがでしょうか。きっと世界が広がると思いますよ。