プロテインの専門家に聞いた目的別おすすめプロテインの正しい選び方

筋肉をつけたい!ダイエットをしたい!などの目的でプロテインを飲もうか考えている方や、自分にあったプロテインの見つけ方を知りたい方も多いのでは?
今回は、プロテインを製造されている大路敦司さんとプロテインを摂取し筋トレに関する情報発信をしているYouTuberのアラフォーパパ福ちゃんのお二人に取材をさせていただきました。
この記事では
- 女性の悩み(更年期やダイエット)にあったプロテイン
- 筋トレを目的としたときのプロテインの選び方や摂取方法
- プロテインのメリット・デメリット
について解説していきます。
プロテインの選び方や効果的な摂取方法について聞いてきましたので、ぜひ参考にしてください!
この記事の目次
女性の悩みにはプロテイン!更年期にもおすすめな理由

運動をしている人、筋肉をつけたい人向けのアイテムと思われがちなプロテインですが、実は女性の悩みを解消するためのアイテムとしても非常に優秀です。
特に40代の女性や更年期を迎えた女性の美容の悩みにはプロテインが最適とも言えます。40代以降は筋肉が急に衰えるために、筋肉量を維持するにはタンパク質をしっかりと摂取することが大切です。
身体は生きるために必要な機能を優先して維持しようとするので、タンパク質を筋肉の維持に使おうとします。すると、タンパク質が材料でできている「髪」「肌」「爪」といった美に関わる部分や生殖機能は後回しになってしまいます。また、タンパク質は神経伝達物質の材料でもあるので、メンタル面でもタンパク質は必要です。
これだけ必要とされるタンパク質ですが、普段の食事の中では不足しがちです。不足しがちだからとお肉や魚をたくさん食べるようにしたり、豆類をたくさん摂取したりと食事を工夫するのは大変ですし、食事内容を突然かえるのは身体に対する負担が大きいです。
そこで活躍するのがプロテインです。プロテインはタンパク質を豊富に含み簡単に摂取することができますので、不足しがちなタンパク質を補給するには最適なアイテムと言えます。
最近では色々な味も増え、飲みやすいものも増えていますし、コラーゲンや鉄分など女性にとって嬉しい成分が一緒に取れるものも入っているので、女性こそ摂取すべきものとも言えるかも知れません。
プロテインは美肌・美髪にも効果的!
タンパク質は筋肉だけではなく身体を構成する材料となる栄養素です。タンパク質が不足すると肌や髪にツヤがなくなるなど悪影響が出る場合があります。一例ですが、以下がタンパク質不足によって起こる皮膚や髪の毛の症状を紹介します。
上記項目からもわかるように、タンパク質不足は美肌、美髪の敵です。他にもタンパク質はホルモン・酵素・抗体などの身体の機能を調整する成分としての役割もありますので、肌や髪などの美容の悩みは身体が出しているタンパク質不足のサインであると言い換えることができます。
プロテインにはタンパク質はもちろんですが、鉄分やカルシウム、ビタミン、ミネラルといった成分も一緒に補給できるアイテムです。運動をしていない人にとっても、上手にプロテインを活用すれば健康や美容に役立てることができますので活用してみてください。
プロテインは太る?答えはNO!ダイエット・引き締め目的にもおすすめ!

プロテインは太ると言われることもありますが、本当はプロテインを飲むことでダイエットや身体の引き締めにも有効です。しかしプロテインをダイエットに取り入れる際には注意点があります。
ダイエットや引き締め目的でのプロテインの摂取方法について大路さんにお聞きして来ました。

——ダイエットや身体を引き締めることを目的とした場合もプロテインを飲むことは適していますか?
大路さん)
ダイエット目的にもプロテインは適したアイテムです。ただし、プロテイン摂取前と同じ食事を続けてプロテインを追加したらその分カロリーなども増えるので効果は期待できません。朝、昼、夕食で1食置き換える、食事の量を減らすなどしてカロリーはコントロールするようにしてください。
——実際にプロテインを使ったダイエットをされている方は、どのように取り組まれている方が多いですか?
大路さん)
実際にアンケートを取ると朝食をプロテインだけにする方が多いですね。朝はデトックスの時間とも言われており、特殊な仕事をしていない限りプロテインで必要な栄養素を取り入れることが可能です。
他にも、朝食と昼食は普段と同じように食べ、夜はプロテインだけにする方もいます。ダイエットの目的だけでなく、昼食の置き換えにすることで摂取後の眠気がなく、エネルギッシュな活動を継続的に行えます。
夜をプロテインだけにすると腸への負担が減り、睡眠の質が上がる傾向にありますね。夏などはプロテインに「天然塩」を入れたり、体調によって好きなサプリを入れたりするなどして楽しめますので生活スタイルに合わせた活用ができます。工夫して自分に合った一品を作るのもありです。
——運動は必要ないですか?
大路さん)
身体に負担をかけなくても徐々に痩せていきますし、ここに運動を加えていけば更に痩せることができます。強い負荷をかける必要はありませんので、運動をするならウォーキングくらいの軽い運動でも大丈夫です。
置き換えするだけで腸が元気になりますので、心身ともに活性化しながら、エネルギッシュにダイエットできます。
苦手な方でも飲める!おすすめのプロテイン摂取方法
プロテインは水で混ぜたり、牛乳に混ぜたり色々な飲み方があります。しかし、色々な飲み方をしてみたものの、どうしても苦手だと感じる方も多いのではないでしょうか?
プロテインが苦手だけど飲みたいという方のために、大路さんにおすすめの飲み方を教えてもらいました。

——以前プロテインを飲んだことがあるのですが、美味しくなくて挫折してしまいました。プロテインを飲むのが苦手でも美味しく飲める方法はありますか?
大路さん)
飲みづらいということであれば、冷凍バナナや冷凍マンゴーをミキサーに入れてそこにプロテインを混ぜて飲むのが美味しいですよ。ミキサー等がなくても豆乳ベースにココアパウダーを混ぜたり、オーガニックのオレンジジュースに入れたりするのもおすすめです。
企業秘密ですがフレーバー無しの、ピー(えんどう豆)プロテインの青臭さを消すために適量の鰹節を入れたことで飲みやすくなったケースもありました。鰹節はバイトの子が色々と試した一例ですが、実験で思わぬ発見があります(笑)
ただ、以前と比較するとプロテインの味が美味しくなっているので飲みやすくはなっていると思いますし、実際水だけで飲むのが美味しいと言っている方もいるので、色々な種類のプロテインを試してみるといいと思います。私が苦手な麻のプロテインを「このままで美味しい」と継続されている方もいますので、色々試して自分の好みを見つけてみてください。
オーガニックプロテインを買うなら「iherb」が便利

——ホエイやソイなど色々な種類がありますが、大路さんのおすすめのプロテインはどの種類ですか?
大路さん)
ホエイやソイ(大豆)の他にえんどう豆、エッグ、ビーフ、ライス、ヘンプ(麻)、コオロギなどの昆虫から作ったプロテインなど、タンパク質が取れるものであれば様々な物からプロテインは作れるので種類は色々あります。その中で「植物ブレンドのプロテイン」がおすすめです。ブレンドすることで栄養価だけでなく、タンパク質量もホエイと遜色ありません。
栄養価等からヘンプも良いのですが、ヘンプのメリット保ったまま、味の工夫をしてもあまり美味しいとは言えませんでした(笑)。
現在海外では植物性のプロテインがかなり注目されており、ホエイプロテインの工場から植物ベースの工場に建て替えている場所も結構多いです。
——植物性のプロテインはどんな点がおすすめですか?
大路さん)
様々な栄養素が加わり、一言で言うと万能食(完全食)と言える点、また日本人の身体に合うプロテインだと感じている点からおすすめしています。
友人やお客様に試してもらった結果、ホエイよりも植物性のプロテインの方が疲労回復が断然良かったり、ケガの回復が早くなったとの意見も耳にします。
少し難しい表現ですが動物性と比較して身体に入った時の「炎症反応」を起こさない、といった論文や実験データがあります。
また、日本人の7~8割くらいは牛乳が身体に合わなくて下痢になったり、骨がもろくなったりするデーターがあります。ホエイの原料は牛乳ですので身体に合わない場合も多いです。さらに牛に与えている多量の抗生剤や餌の問題も指摘されていますね。
また、ソイの場合はホルモン的な問題でアレルギーがでるケースもあると言われておりますので、農薬などの問題を差し引いたとしても植物性のプロテインをおすすめしています。
このような事象から、海外でのホエイやソイプロテインに対しての見方が変化してきていると感じます。ですので、クライアントやお客様におすすめのホエイプロテインを聞かれた場合は、グラスフェッド(牧草飼育)プロテインをおすすめしております。勿論ホエイを否定しておりませんし、ホエイに関してのメリットも沢山あります。
——ホエイやソイのプロテインはよく見かけますが、植物性はあまり見かけない気がします。日本でも植物性のプロテインは購入できますか?
大路さん)
確かに日本でソイ以外の植物性はあまり見かけませんね。海外のサイト「iherb」で「植物ブレンドプロテイン」等で検索すると出てきますのでそこでも購入できます。(※日本語対応です。)
ネットで植物性プロテインを探すときには「USDA」や「ORGANIC」などの記載があるマークも購入基準の一つですので参考にしてください。
しかしいきなり自分で探すのも大変だと思いますので、日本で買えるおすすめの植物性プロテインをご紹介しますね。今回は人工ではなく天然甘味料使用。美味しく、栄養価の高いコスパの良いプロテインをチョイスいたしました。
植物ブレンドプロテイン

コスパ、味、ともに満足出来る一品です。
自社のプロテインが切れてしまったときには到着するまでにこれを買います。
ピー(えんどう豆)プロテイン

植物ブレンドではありませんが、えんどう豆の栄養素や美容効果は絶賛です。味もまずまず。価格からもお試ししやすい。
植物ブレンドプロテイン

コストコでも買えますがデメリットは量の割にやや高値との意見も聞きます。
筋トレでマッチョ・筋肥大をするならプロテイン摂取がおすすめ!

ここでは筋トレをして細マッチョを目指したい方や、筋肉を大きくしたい方に向けてなぜプロテインが必要なのか、どんなタイミングでプロテインを摂取するのが効果的なのかについて紹介していきます。
また、筋トレを目的としたときにプロテインと一緒に摂取したいものも紹介していきますのでトレーニング時の参考にしてください。
プロテインがなぜ必要なのかを解説!
プロテインとはタンパク質であり、ギリシア後の「いちばん大切なもの」を語源とする言葉です。人間が必要とする三大栄養素の1つで、身体にとって欠かせないものです。
人間の身体は淡水貨物やタンパク質、ミネラル、ビタミン郡など必要な栄養素をバランスよく摂取することで成り立っていますが、タンパク質は摂取量が足りていない方が多い傾向にあります。
身体作りは鍛えるだけではなく、適切な栄養補給と休養をとることで実現します。新しい筋肉をつくるためにタンパク質が必要となりますので、タンパク質を効率よく補給するためにプロテインが最適だと言われます。
もちろんプロテイン以外の食事からタンパク質を摂取しても問題ありませんが、運動後のタンパク質を欲しているタイミングでタンパク質を摂取することが身体づくりには重要です。運動後に手早くタンパク質を摂取するには食事は難しいこともあるので、プロテインが筋トレをする人に愛用されています。
プロテインのおすすめの飲みべきタイミング
プロテインの摂取は筋トレ後30分~1時間程度のことゴールデンタイムと指すことが多く、この時間帯はタンパク質の吸収には絶好のタイミングです。摂取したタンパク質が効率よく筋肉の合成に使われるため、筋肉をつけたい方は必ず摂取しておきたいタイミングと言えます。
運動前にもプロテインを飲んだ方がいいと言われることもありますが、ケースバイケースです。空腹のままトレーニングをすると身体の栄養素が欠乏しているので筋肉が分解されてしまいトレーニング効果が低くなってしまいます。したがって、運動前でお腹が空いている場合はプロテインを摂取しておくのがおすすめです。
一方で運動前に食事でしっかりと栄養を補給できている状態であればプロテインの摂取は不要です。
もしプロテインを飲むべきか迷ったときには、自分の身体の状態で判断するようにしてください。

——プロテインを飲むにあたって何か意識した方が良いことはありますか?
福ちゃん)
なるべく血糖値を下げないようにコントロールすることが大切です。血糖値が下がってしまうと食べ過ぎの原因にもなりますので、血糖値を下げないように、下げないようにと気にして食事を摂ることが重要です。
また空腹はなるべく避けたいので、仮に21時前に食事をとって24時に就寝する場合なら寝る前にプロテインを摂取するなど、トレーニングを行っていない時間にも栄養摂取することを意識して生活することが身体づくりには大切です。
筋肥大したい場合に必要なプロテインの量と飲み方

筋肉を肥大させるためには筋肉の合成が分解を上回る必要があります。1日におけるタンパク質の摂取量は体重1kgあたり1.0g~2.0g程度と言われており、トレーニングの強度によっても必要量が異なってきます。
また、筋トレの刺激に敏感に反応しやすいなど、身体の個性によっても必要量が異なりますので、筋トレをしながら自分に必要なタンパク質量を探していく必要があります。
まずは各社のプロテインごとの適量から飲みはじめてみて、減らしてみる、増やしてみるなど微調整を行い適量を探ってみてください。

——筋トレをしている時は、どのタイミングでどのくらいの頻度でプロテインを飲むのがおすすめですか?
福ちゃん)
筋トレ後30分以内にプロテインを摂取するのはトレーニングをする方にとって最も大切です。その他のタイミングでは、朝食、昼食と夕食と3食を食べられる方であれば間食としてプロテインを飲むのがおすすめです。これまで通りに食事をして更にプロテインを飲むとなると太ってしまうのでは?と思う方もいるかもしれませんが、あくまで食事で足りない分のタンパク質量を3回の間食に分けて摂取するイメージです。
飲みすぎてもよくないので、食事でどのくらいタンパク質をどの程度摂取できているかざっくりでもいいので計算するようにしてください。
——筋トレをしている最中もプロテインは摂取したほうが良いのでしょうか?
福ちゃん)
トレーニング中に飲むのはBCAAというサプリメントがおすすめです。タンパク質を更に分解した必須アミノ酸が3種類(バリン、ロイシン、イソロイシン)入っているサプリメントで、プロテインよりも吸収が早く、消化吸収に負担をかけないのでトレーニング中の摂取に向いています。必須アミノ酸は身体づくりには必須のアミノ酸ですが、身体の中では作れないので食事などから摂取する必要があります。
しかし、仮にお肉で摂取しようと思ったら2kg食べないといけないなど、摂取が大変ですのでサプリメントに頼るのが現実的です。
また、有酸素運動をする方であれば炭水化物(カーボハイドレート)も追加で摂取しておくほうが良いです。炭水化物を摂取しておかないと筋肉を燃やしてしまいますので注意してください。
——筋トレをしていない日でもプロテインは摂取したほうが良いですか?
福ちゃん)
前日にしっかりトレーニングをした場合は、次の日に運動をしていなくてもプロテインを摂取したほうが良いですね。
筋トレ目的でおすすめのプロテインを紹介
ここでは筋トレをしている方におすすめのプロテインを紹介していきます。
ザバス ホエイプロテイン100ココア味

ザバスは明治から販売されている日本で一番売れているプロテインブランドです。ザバスのホエイプロテインは味が日本人にとって飲みやすい味となっており、ほとんどココアと変わらないため美味しく飲むことができます。
タンパク質含有量は75%あり、ビタミンCも豊富に含まれているのが嬉しい点です。これまでプロテインを全く飲んだことがないと言う方は、まずは日本で一番売れているザバスから試してみてはいかがでしょうか。
マイプロテイン インパクトホエイプロテイン

マイプロテインはヨーロッパNO.1のスポーツ栄養ブランドで、愛用者が世界112カ国を越えています。インパクトホエイプロテインの大きな特徴は豊富なタンパク質含有量と60種類から選べるフレーバーです。
タンパク質含有量は82%と高い数値となっているため、タンパク質をしっかりと摂取できます。また、フレーバーが60種類もあるため、自分の好きな味を選ぶことができますし、飽きずに色々と試すことができます。海外のサイトですが、日本語で登録や買い物ができるますので、日本のショッピングサイトと同様に気軽に使うことができますよ!
プロテインの種類を解説!

プロテイン一言で言ってもホエイプロテイン、ソイプロテイン、オーガニック系の植物性プロテインなど様々なものがあります。
それぞれの特徴は以下となります。
ホエイプロテインの特徴
- 原料は牛乳
- 低カロリーで栄養が凝縮しており吸収が早い
ソイプロテインの特徴
- 原料は大豆
- 摂取してから吸収されるまでに時間がかかる
- 腹持ちがいい
植物性プロテインの特徴
- 乳糖や大豆のタンパク質にアレルギーのある方でも飲める
- 消化吸収がゆっくり
- 脂質量が少ない
一般的にはホエイプロテインは吸収が早いので運動直後の摂取に向いている、ソイプロテインや植物性プロテインは吸収がゆっくりなので、腹持ちがよく食事量のコントロールをしたいときに向いているといった特徴があります。
一方で、ホエイプロテインは牛乳を原料に、ソイプロテインは大豆原料に作られており、どちらの原料もアレルギー食品に指定された商品となっています。牛乳を飲むとお腹を下すと言ったように、身体のためにプロテインを摂取したのに不調になってしまえば本末転倒です。
そこでこれらのアレルギー反応を気にせずに飲むことができるプロテインとして注目されているのが植物性プロテインです。主な原料はえんどう豆やお米、麻などが使用されていてアメリカなど海外では注目を集めているプロテインとなっています。
自分にあったプロテインの選び方
ホエイ、ソイ、植物性など色々な種類があるプロテインですが、自分にあったプロテインを選ぶにはどうしたらいいのか、プロテインの専門家であるお二人にインタビューをしてきました。

——自分にあったプロテインの選び方を教えていただけますか?
大路さん)
やはり一度気になるものを飲んでみるのが一番です。老若男女、海外の方、ヨガ、マラソン、ビーガン、フィジーカーの方、本当に人によって用途や、好みが様々ですね。ですので、大切な事は「自身が描く未来」「自身の目的」に合うプロテイン選びとなります。
私の元に来られる女性の方の多くは、ダイエット、女性らしい身体、バランスの取れた栄養、肌や髪質そして健康の改善。男性の方では、・栄養バランス、健康維持、効率の良いエネルギー摂取、細マッチョ的な体型、疲労を感じにくい体質や回復の早い体質=体質改善目的などの目的が多いです。
やはり個人的には植物系が好きですのが、自分が飲んでみて確かめるのが確実です。現在はホエイやソイを飲んでいても、一度は植物ブレンドなど違ったタイプを試してみて、自分の身体の声を聞いてみるといいかもしれません。
福ちゃん)
人によって生活習慣があるので、これがおすすめと1つだけあげるのは難しいですが、朝食事をしたあとに昼食まで何も摂取できないような状況の方であれば、朝に腹持ちがいいソイをとるのも良いかもしれません。ただ、人によって合う合わないはありますので、色々なものを飲んでみて合うものを探すのがいいと思います。また、飲むだけではなく、プロテインバーといった食べ物で摂取する方法もあるので試してみるといいと思います。
男にソイプロテインは女性化する?
ソイプロテインが男性にはデメリットが多いといわれる理由として、男性ホルモンであるテストステロンが減少し、女性ホルモンが増えて女性化するという認識があります。大豆イソフラボンが女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをすることが関係しているために、女性化するといったことが言われますが、ソイプロテインを摂取したからと言って男性機能に影響するといった結果は見られていません。
また、女性ホルモンの量が増えたといった結果も明らかにはなっておらず、現状では影響はないと考えても大丈夫でしょう。
男性にとって危険性ばかりが目立つソイプロテインですが、実はメリットもたくさんあります。
- お腹を壊しにくい
- 腹持ちがいい
- 糖質の吸収が緩やか
それぞれについて詳しく解説していきます。
1.お腹を壊しにくい
ソイプロテインはホエイプロテインと比べてお腹を壊しにくい特徴があります。植物性でできているので乳糖不耐症の方にもおすすめです。もちろんお腹を壊す原因は乳糖不耐症だけではなく腸内環境や摂取タイミングも関係ありますが、ホエイタイプを長期間飲んでいるのにお腹の調子が改善されない場合はソイプロテインに替えてみるのもおすすめです。
2.腹持ちがいい
ソイプロテインは大豆タンパク質がゆっくりと時間をかけて吸収されるため腹持ちがいいのが特徴です。吸収時間で比較すると、ホエイプロテインの場合は1~2時間程度、ソイプロテインは5~6時間程度となっています。
3.糖質の吸収が緩やか
ソイプロテインは糖質の吸収が穏やかでGI値(食後血糖値の上昇を示す指標)も低めです。糖質の吸収が穏やかですので、減量中や糖質制限を行っている方にもおすすめです。
海外のプロテインに危険性がある?
プロテインを買おうと思ったときに「日本製」のものか「海外製」のものか大きく2つから分けることができます。
それぞれのプロテインについてプロテイン専門家のお二人にインタビューでお聞きしてきました。

——海外のプロテインと日本製のプロテインどちらの方が良いということはありますか?
福ちゃん)
日本のものは全般的に割高なイメージはあります。原料を海外から仕入れて日本で加工しているものが多いですので、原料を生産している国で作られているプロテインの方が安くなっています。しかし、日本製は味という面では飲みやすいものが多い印象がありますね。

大路さん)
以前輸入元のメーカーさんから日本のプロテイン事情は海外と比べて5年は遅れている聞いたこともありますが、一概には言えません。しかし、私の相棒けん(弊社Founder)は4〜5年前からピープロテインを飲んでおり、肌でその変化は感じていますね。
世界中の一流アスリートもホエイから植物性に変えて結果を出したりと、トレンドの変化は見られます。海外製が良いというわけではありませんが、USDA ORGANICといったマークがついているなど、出来るだけ信頼できるものを飲んでほしいと思っています。身体にしっかり吸収されるものですので、質の良いものを飲むように心がけて頂きたいです。
——海外製と日本製でなにか入っているものが違うとうことはありますか?
福ちゃん)
日本製は味にこだわっている分、タンパク質量が少なくなっている場合もあります。しかし、タンパク質量だけにこだわってプレーンタイプにすると飲みづらくなるので、飲み続けるのは大変になってしまうかも知れません。
プロテインのメリット・デメリット

ここではプロテインを飲むメリットとデメリットを紹介します。
まずは表でまとめました。
メリット | デメリット |
・効率よくタンパク質を摂取できる ・余分な脂肪やカロリーを取らなくていい | ・腸内環境が荒れる ・肝臓や腎臓に負担がかかる |
プロテインの1番のメリットは簡単に効率よくタンパク質を補給できることです。肉や魚、豆類などから摂取することもできますが、食事で必要なタンパク質量を補おうと思うとたくさんの量を食べなければならなくなります。また食事で補おうとするとタンパク質以外にも脂質など余分な成分も摂取することになる場合が多いです。
その点プロテインなら必要とする栄養素だけを摂取することができるので、過剰に摂取しない限りは余分な脂肪やカロリーを気にすることなくタンパク質を摂取することができます。
一方でデメリットは腸内環境が荒れたり、肝臓や腎臓に負担がかかる場合があることです。プロテインの原料となる牛乳成分や大豆成分が身体にあっていない場合は内臓に負担がかかってしまいます。また、タンパク質を過剰摂取してしまうと腸内の悪玉菌が増加することで腸内環境が乱れる可能性もあります。
過剰摂取によって余ったタンパク質は分解され後に窒素へ変化します。窒素を体外に排出するには肝臓や腎臓の働きが必要ですので、タンパク質のあまりが多くなり窒素が多くなればその分だけ腎臓や肝臓の負担が大きくなります。いずれのデメリットに関しては「プロテインの過剰摂取」によって起こるものですので、メーカーの推奨量に従ってプロテインを摂取するように心がけましょう。
瘦せやすい身体づくりには有酸素運動後もプロテインを!

——有酸素運動をしたときにもプロテインは飲んだ方がいいのでしょうか?
福ちゃん)
爽快感をもとめて有酸素運動ばかりをやって栄養摂取をしていないと筋肉が細くなってしまい、結果的に太りやすい体質になってしまいます。ですので、有酸素運動でも無酸素運動でも運動をしている人はしっかりとタンパク質を摂取するようにしてください。
運動をしたあとにプロテインを摂取していれば、身体のもととなる成分を摂取できるので徐々に太りづらい身体を作ることができますよ!
【結論】プロテインは複数種類飲んで自分に合うものを探すのが1番

——これからプロテインを買う方や飲まれる方にメッセージをお願いします。
大路さん)
プロテインは大切な身体のために飲むものですので、自分が信頼できるもの、飲んでいて罪悪感がないものを飲んでほしいと思っています。プロテインに関しても様々な情報が出回っていて、論文によっても全く違う見解やデータがあります。こちらではいいと言っているけど、あちらでは悪いと。ですので大切な事は、少しでも良いので「自ら情報を取りに行く」その事が納得できるプロテインとの向き合い方だと思います。情報収集をした上で、最後は自分の身体の声を聞く事!です。それが何よりも正解だと感じます。
最後に宣伝になってしまいすが、カリフォルニアの大自然でオーガニックな自社プロテインが完成しておりますのでコロナの状況を見ながら世に出して行きます。本日はありがとうございました。

福ちゃん)
人によって生活習慣が異なりますので、色々試してみて自分にあったプロテインの摂取方法や摂取のタイミングを見つけ出してほしいと思っています。
プロテインを飲まれる方や飲むことを検討している方の中には、これからトレーニングを始める方、ダイエットをしたいと考えている方も多いと思います。一度腹筋を割るなどの成功体験を得られると、さらにトレーニングやダイエットを続けられるようになると思います。一度の成功体験が必ず次につながるので、ぜひ一歩目となる成功体験を積んでほしいと思っています。ジムがなくても自宅で良い身体は作れますのでがんばってください!