美容クリニックでピアスを開ける場合
ピアスの穴を開けるいわゆるピアッシングは、自分で行う方法と美容クリニックで受けるやり方があります。
前者は自己責任で施術を行いますから、失敗しても責任を負うのは自分だけということになります。
病院・クリニックでピアスを開けるには同意書が必要
しかし、美容クリニックで施術を任せる場合は、原則的に保護者の同意を得ることが必要です。
同意といっても難しいものではなく、保護者が本人にピアスを開けることを同意する、その意志を書面で示すだけです。
一般的に、未成年にも対応する美容クリニックでは、この保護者の同意書が予め用意されています。
未成年者はクリニックに足を運び、書類を受け取って保護者に同意の署名をしてもらいます。
書面の内容は書類によりますが、保護者の署名を行う欄を始めとして、実施者の氏名や生年月日に住所と連絡先の記入欄もあるのが一般的です。
後は記入した同意書を持参して、医師のカウンセリングを受けてピアッシングを実施するだけです。
保護者が同伴する場合は不要ですが、同伴しないまたはできない時は書類の作成と持参が不可欠です。
仮に同意書を持参しなかったとしたら、美容クリニックは施術を拒否することになります。
ピアスの同意書の偽造はできません。
書類を偽造することはできませんし、書類が通りピアッシングが実現しても、後で嘘が発覚すると大変です。
同意書は文字通り、保護者の同意を得るれっきとした書類なので、偽造することは論外だといえるでしょう。
ピアッシングは顔や体に穴を開けるので、言い換えるなら傷をつけるわけです。
大人なら自分の判断と責任で決められますが、未成年者は保護者の許可を受ける必要があります。
これは法的なものなので、未成年者本人が施術を受けると決めても、美容クリニック側が責任を負えなくなります。
ただ単にリスクの説明を受けて理解するだけでは、ピアッシングの施術を実施するには不可能です。
同意書は美容クリニックに限らず、例えばレンタルビデオ店で会員証を作る時や、中古品の売却時にも必要になるものです。
未成年は保護者から同意書にサインをもらいましょう。
未成年者は保護者に守られる一方で、行動に制限を受けることになりますから、ある意味で当然だったり止む終えないと思われます。
いずれにしても、正規の医療施設でピアッシングを行う場合、未成年者は保護者から同意書を得ることが欠かせないです。
説得を行う必要があるので、ハードルを高く感じてしまいがちですが、自分で施術をして失敗するよりはましです。
親にはこの点を説得の材料とすることによって、認めてくれたり書類に署名してくれる可能性があります。
勝手に書類を作成したり施術が受けられない以上、親の説得は本人にとって避けることのできないポイントです。
書類といっても内容は簡単ですし、作成に掛かる時間はほんの数分といったところです。
忙しさを理由に署名を避けたり、後回しにすることはまずないでしょうから、一度少し時間を作ってもらい説得するのが賢明です。
消毒やピアスホールの管理は自己責任ですから、医療機関で先生の説明を良く聞いて理解することが重要です。
化膿したり炎症が起こると大変ですが、そこは先生や親任せにせず自分で管理するのが原則となります。
簡単といっても、未成年で外科的な施術を受けるからには、責任を理解して引き受ける保護者の同意が求められます。
親を説得したいのであれば、何故そうしたいのかに加えて、認めてもらう説明を行う必要があるでしょう。
体に傷をつけることを良しとしない親は少なくないので、簡単に説得できるとは限らないものの、どうしても穴を開けたいなら説得してみる余地があります。
ピアスのようなおしゃれは若い人の特権ですから、チャンスがあるなら諦めたりせず、親を説得して許可や同意を得るのが得策です。
