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ピアスホールのトラブル。腫れ、痛み、化膿、肉芽(しこり)など

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よくあるファーストピアスのトラブル

ピアスは身近なファッションアイテムとして、多くの人がもちいています。20代女性の約50パーセントが、実際に耳に穴をあけているともいわれています。

耳に穴をあけるピアッシングは、大きなトラブルもなくお気に入りのピアスを付けてファッションを楽しめる人が多くいる半面、ピアッシングをしたことで様々なトラブルや症状に悩まされている人も多く見られます。ピアッシングを行う前に考えられるリスクや症状、トラブルについて把握しておく必要があるでしょう。

ピアスホールの細菌感染で炎症、化膿する

ピアッシングをすることで起こりえるリスクとして、まず第一に挙げられることが穴の細菌感染です。傷口などから細菌が体内に侵入して細菌感染するトラブルです。ピアスホールの周辺の肉が赤く腫れたり、白や黄色に濁った液体が出る、かゆみや痛みなどがあげられます。

これらはピアスをつけかえる時にできた傷などから発生したり、化膿した状態から完治していないのにピアスを入れてしまった、洗浄剤が残っていてそこに細菌が付着していたなどの原因が挙げられます。治療方法としては、皮膚科を受診し、飲み薬や塗り薬などで対処していくことになるでしょう。

ピアスホールがケロイドになる

二つ目のリスクとして、ケロイドが挙げられます。ケロイドは傷の一種であり、主にやけどの時に残る症状と思っている人も多いことでしょう。赤くなったり硬くなったりした傷がケロイドであり、通常の傷とは異なり、自然に治ることはありません。

大きく皮膚は赤く盛り上がって硬くなったり、耳たぶの下中央あたりに赤い塊ができる、痛みやかゆみなどが具体的な症状です。耳たぶはケロイドができやすい部位でもあり、体の他の部位にケロイドがある方の場合は、ピアスの穴をあけると高い確率でケロイドが出来やすくなります。

形成外科で対処することが多く、症状が小さいのであれば圧迫療法や注射で治療を行うことになります。耳たぶが変形するほどの大きさになってしまった場合には手術が必要となるでしょう。

ピアスアテローム(粉瘤)ができる

三つ目にはアテローム(粉瘤)が挙げられます。アテロームとは良性腫瘍のことを指し、崩れた細胞からできた塊であり、皮下にできる特徴があります。いわゆるおできやできものなども良性腫瘍の一つとして挙げられています。

具体的な症状は、皮膚の表面に触れるとしこりがあるのがわかったり、少しずつ大きくなって化膿した後に皮膚を破くこともあります。アテロームそのものができる原因は不明ですが、耳たぶの裏やピアスの穴にできやすいという特徴を持っています。

炎症が出ているようであれば抗菌薬や鎮痛剤などを投与し、化膿しているのであれば膿を抜く措置が行われます。炎症や化膿がなくなったら手術で取り除きます。

肉芽(しこり)になる

ピアスホールにしこりができるのは、新しい皮膚が作られていることが主な原因です。しこりはほとんどの場合、時間が経てば自然に消えますが、なかなか消えないもの、は赤くなるしこりもあります。赤くなるしこりは肉芽(にくげ)と言われ、触るとコリコリと硬く、症状によっては痛みや膿が生じます。肉芽は肉芽腫と言われ、皮膚に傷や炎症が生じた際に、体が傷を治そうと組織の欠損部位が治癒する過程で作られる結合の塊・しこりです。
重症化すると大きく腫れて炎症がひどくなり、膿みが出て痛みも生じます。自然治癒が難しいため、早めに病院で治療が必要です。

かぶれ、かゆみ・金属アレルギー

四つ目には金属アレルギーがあげられるでしょう。ピアスはほとんどが金属でできていますが、この金属が体内のタンパク質とむすびついた時にアレルギー物質化し、アレルギーを起こす症状です。代表的なものでいえばアレルギー性皮膚炎というとわかりやすいでしょう。

かゆみや炎症がおこり、いったんアレルギー反応が起こった場合には、ほかのアクセサリーでも症状が出やすくなります。ピアスの穴に傷があって、ピアスの金属部分が直接触れたり、汗などでピアスの金属部分がイオン化して体内に侵入することが原因とされています。皮膚や粘膜が炎症を起こしているのであればステロイド外用剤が処方されます。

強いかゆみが出るのであれば抗アレルギー剤も処方されるでしょう。治療後は同じ素材のピアスは避ける必要があります。
これら以外にも様々なトラブルがあります。ピアッシングは自分でも行うことはできますが、万が一の場合を考えて、医療機関であけるのがお勧めです。

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